派遣留学制度
STUDY ABROAD PROGRAMS

派遣留学制度の始まり THE START OF THE STUDY ABROAD PROGRAMS

矢崎グループの派遣留学制度の始まりは、​創業社長の矢﨑貞美の代までさかのぼります。​矢﨑貞美は、自らが幼いころに満足に勉強ができなかった経験から​従業員には学びの機会を提供したいと考え、従業員を依託学生として​富士高等学校(1964~1973年)と玉川大学(1964~1981年)に通える制度をつくりました。​その数は当時だけで数千人以上にのぼり、多くの人材育成に貢献してきました。
その当時からの思いが引き継がれ、今の派遣留学制度に繋がっています。​

豊田工業大学派遣留学​ TOYOTA TECHNOLOGICAL INSTITUTE STUDY ABROAD PROGRAM

豊田工業大学派遣留学制度では、実務を2年経験した​若手社員を対象にして、学部・修士・博士課程への派遣留学を行っています。​矢崎グループからは今までに140名(2017年4月時点)が学び、​先端工学の理論と実践の成果を自らの実務に活かしています。​

留学生の声​ ワイヤーハーネス​開発部署

私は高専卒だったので、就職活動の際に働くことと、さらに勉強を​続けることで迷っていました。そんな時に矢崎グループの豊田工業大学派遣留学制度を知り、矢崎グループへの就職という道を選びました。​
7年目から私はワイヤーハーネスの新製品の開発に携わりました。​
その時に、豊田工業大学の優秀な先生のもとで学んだ開発の​進め方が役に立ち、若手のうちにチャレンジして良かったと思っています。​

留学生の声​ 自動車メーター​開発設計部署​

私は豊田工業大学では電子制御を専攻し、その中でも「レーザー」について研究していました。しかし機械設計のCADに触れる機会や、​一度企業に入ってから大学に来ている私のような立場の方と​関わる機会も多く、視野を広く持つことができ、大変刺激になりました。​
また、高校を卒業してそのまま入学されてきた若い学生のみなさんとも仲良くなり、それぞれ将来の夢を描いて希望に満ちている様子に、​私も大いにやる気をもらいました。とても恵まれた環境で学ぶ機会を​いただき、会社には本当に感謝しています。​

豊田工業大学は、トヨタ自動車株式会社の社会貢献の一環として設立された​未来を担う技術者・研究者を育てる大学になります。
工学部先端工学基礎学科(学部)および工学研究科(大学院)があり、「学内での実習・実験」に加え他「企業でのインターンシップ」をはじめとする体験的教育を重視し、​工学と工業のつながりをより深く把握し、将来の技術者・研究者を育てています。​

MBA派遣留学​ MBA STUDY ABROAD PROGRAM

MBA派遣留学制度では、派遣留学を通じ、グローバル化の推進を前提とした派遣元各事業部での事業戦略、または矢崎グループの企業運営に必要となる能力を身に着けることが狙いとなる制度です。
現在では北米、中国、インド、日本の学校が派遣先学校となっています。

対象

実務経験5年以上の社員

狙い

海外派遣を通じ、グローバル化の推進を前提とした派遣元各事業部での事業戦略または矢崎グループの企業運営に必要となる能力を身につけること​

期間

2年間

派遣留学生の実績

アメリカ

University of Michigan - Ross School of Businessはじめ5校へと。1990年より始まりこれまでに19名が卒業、1名が在学中です。

中国

中山大学 嶺南学院(広州市)、復旦大学(上海市)へと。2002年より始まりこれまでに中山大学 嶺南学院を5名が卒業、清華大学を1名卒業しました。

インド

Symbiosis Institute of Business Management (プネ市)。2012年より始まりこれまでに2名が卒業しました。

留学生の声 ワイヤーハーネス​企画部署

留学時に個人的に苦労したのはやはり英語でした。なかなか自分の意思が伝わらず、当初はきつい毎日で、語学力の向上が​実感できず、悩み続ける日々が続きました。しかし、悩むより実践​あるのみ。果敢にルームメートやクラスメートとの交流を進め、1年経つころには英語への不安はなくなり、現地での生活をポジティブに楽しめるようになりました。それにつれて外国人に臆することもなくなりました。​留学後のドイツ駐在中に現地メンバーとの難しい議論に対して​納得いくまでやり切れたのは留学時の経験が生きたと感じています。​