電池リユース技術

B∀TTERFLY®

矢崎の想い

世界的な脱炭素社会の実現に向けて、電動車両の普及が進む一方、
使用済み車載電池のリサイクルやリユースなど、適切な処理が大きな課題となっています。

特に様々な環境で使用された車載電池は、劣化状態が異なるため再利用が難しく、効率的な活用方法が求められています。

矢崎は、この社会課題を解決するため、独自アルゴリズムと制御技術を用いたリユース蓄電システム用製品、『B∀TTERFLY®』の開発を進めてきました。

ネーミングの由来

◆ 「BATT」(電池)の綴りを入れた造語
◆ 語感の良さ、覚えやすさ、親しみやすさ
◆ Flexible で状態の異なる電池への対応力を表現
◆ Butterfly(蝶)が羽を広げるポジティブなイメージ
◆ 電池モジュールを遮断/バイパスするスイッチのON/OFFが蝶の羽ばたきに似ている
◆ バスバーが各電池に向かって広がっているメタファー
◆ ∀:「全ての~」の意より、全てのバッテリーを想定

特徴

①劣化状態の異なる電池の混在利用が可能

独自の制御アルゴリズムにより、効率的かつ安定した電力需給が可能

②資源の有効活用が可能

使用済み車載電池を再利用し、コスト削減と環境負荷低減に貢献

③柔軟なシステム設計

家庭用・産業用・系統用への幅広い適用が可能

状況

静岡県裾野市にて、実証実験を開始しました。(2025年1月~)技術的な成立性、及び、運用性能を確認しています。

① 独自アルゴリズムの有効性
② 電池異常検出と制御機能
上記2点を重点的に検証し、実用化に向けたデータ取得を進めて、産業用や系統用等の蓄電システムへの実用化を目指します。

矢崎は今後も、持続可能な社会の実現に貢献する技術開発を進めてまいります。

特許届出実績:64件