ワイヤーハーネス
世界シェアトップクラスのワイヤーハーネス事業
矢崎グループは、ワイヤーハーネスの生産を1939年に開始し、現在では国内すべての自動車メーカーに採用され、現在走っているクルマの多くの車種に矢崎グループのワイヤーハーネスが使用されています。また、海外の自動車メーカーにもワイヤ―ハーネスや関連部品を納品しており、世界各国に拠点を置いています。
ワイヤーハーネスとは?
ワイヤーハーネス(自動車用組電線)は、自動車の神経・血管に例えられる電線の束です。
近年の自動車は、走る、曲がる、止まるといった基本性能だけでなく、安全性や利便性を確保するための各種機能を実現するために、数多くの電気・電子機器が使用されています。ワイヤーハーネスはこれら電気・電子機器を確実に「つなぐ」役割を担い、電力を供給し、信号と情報を伝送します。また、モーターを動力として使用する電動化車両※は、バッテリーからモーターなどに高い電圧を安全・確実に供給する高電圧ワイヤーハーネスが必要です。
矢崎の高電圧ワイヤーハーネスは、数多くの電動化車両に採用され、高いシェアを獲得しています。また、原料の製造から、設計、生産、工法、最終製品の製造まで、全ての工程を自社で行うことも矢崎グループの特長のひとつです。
※ 電気自動車(EV)、ハイブリッド車(HV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車(FCV)
材料の開発から製品の製造まで
矢崎グループは、材料の開発から、設計、生産、工法、最終製品の製造まで、すべての工程を自社で行うことで、ワイヤーハーネスの特性に応じた製品開発を実現しています。新素材の開発により、新しい価値や新製品を生み出し、安全・快適なクルマ社会に貢献します。
車とワイヤーハーネス
電動化車両の発展と普及に貢献する矢崎のテクノロジー
矢崎グループでは、高電圧系の電源分配システムの生産に十年以上の実績をもち、これらの経験を活かした部品やシステムの開発および外部電源からの充電用部品の開発を通して、電動化車両の発展と普及に貢献していきます。
電動化車両には、通常の12ボルトのバッテリーとは別に、高出力モーターの駆動用として200ボルトを超える高電圧バッテリーが搭載されます。さらに車種によっては、駆動系の機器などに対し、さらに電圧を数倍に昇圧し供給します。