サステナビリティ方針

矢崎グループは、社是である「世界とともにある企業」「社会から必要とされる企業」を、社会から寄せられた信頼と期待に応えることを通じて実現します。
私たちは、持続的な事業成長を追求することで、すべてのステークホルダーに長期的な価値を提供できると考えています。
そのために、経営基本方針および本サステナビリティ方針に基づき、常にステークホルダーの声に耳を傾けつつ、ものづくり*¹・ことづくり*²を両輪とした事業活動を展開するとともに、事業の基盤となるコーポレートガバナンスの充実に努めます。
こうした取り組みを矢崎精神である「不屈の闘志」「奉仕の精神」「先見性」という価値観をもって実践します。
これにより、関連するあらゆるリスクと機会を見極めつつ、矢崎グループおよび社会全体の持続的な発展をめざします。
また、私たちは、お取引先がこの方針に賛同し、私たちとともに行動するよう求めていきます。

お客様

ものづくり・ことづくりの両輪から生まれる安全・安心で環境に配慮した高品質な製品・サービスを通じ、お客様が求める価値を提供します。

お客様のニーズに対応するとともに、安全性、品質、環境等に係る法令や規格を満たした製品・サービスを提供します。

お客様の視点に立ち、製品・サービスに関する必要な情報を適切に提供します。

業務上知り得たお客様個人や企業等の機密情報をはじめとする情報資産を、適正に管理・保護します。

事業を取り巻く多様化するリスクを把握し、その管理を徹底します。万が一、緊急事態が起こった際には、従業員や地域住民の人命の安全を最優先に行動するとともに、事業を継続できるよう取り組みます。

地域社会・国際社会

世界各地における事業展開を通じて、雇用の創出や地域経済の活性化を図り、豊かな社会づくりに貢献します。

各国・地域の文化、慣習、歴史等を尊重し、あらゆる事業活動において、関係法令等のルールを遵守します。

国・地域をまたぐ事業活動においては、輸出入に関する法令等を遵守し、適切な管理と必要な手続きを行います。

開発の成果は知的財産権によって保護し、積極的に活用するとともに、他者の正当な知的財産権を尊重します。

企業情報を適時かつ適切に開示し、ステークホルダーとの対話を通じて経営の透明性を高めます。

ステークホルダーとの健全かつ透明性のある関係を構築、維持します。ステークホルダーに対する不当な利益や優遇措置の取得または維持を目的とした接待、贈答、金銭の授受についてはこれを行いません。

地球環境

矢崎地球環境憲章に基づき、次世代に豊かな地球環境を引き継ぐため、環境問題の解決に向けたカーボンニュートラルの実現、サーキュラーエコノミーの推進等の取り組みを積極的に推進します。

お取引先

サプライチェーン全体でサステナビリティ課題解決に資する製品・サービスを開発し、お取引先との共存共栄を図ります。

お取引先と公平・公正かつ透明性のある関係を維持し、誠実な取引を行います。

各国・地域の公正競争を維持するための法令等を遵守します。

人権・環境をはじめとする社会課題を認識し、責任ある調達活動に努めます。

従業員

誠実な対話を通じ、従業員との信頼を構築するとともに、従業員が自由に結社する権利または結社しない権利を、事業活動を行う国・地域の法令に基づいて認めます。

従業員の国籍、人種、民族、性別、性的指向、性自認、障がい、年齢、出身、学歴、縁戚関係、宗教、雇用形態の違いなどの多様性を尊重し受け入れ、公平な機会を提供するとともに差別を排除することで、従業員の能力が最大限に発揮できる職場環境づくりに取り組みます。

矢崎グループ人権方針に基づき、人が生まれながらにしてもつ基本的権利である人権を尊重し、これを侵害することは認めません。また、強制労働や児童労働は行いません。

各国・地域の賃金、労働時間をはじめとする労働に関する法令を遵守するとともに、全従業員に対し公正な労働条件を提供し、安全で健康的な労働環境を維持します。

ものづくり・ことづくりの基盤となるひとづくり*³に積極的に取り組み、従業員の能力や創造性の向上を支援するとともに、従業員のキャリア形成や幸福、生活の質の向上に貢献します。

*¹ものづくり
最新の技術を活用しつつ、これまで蓄積してきた経験や知恵を活かしながら高品質、高機能で信頼性の高い製品を提供すること

*²ことづくり
製品提供によって単に顧客の要求を満たすだけでなく、新たな体験、感動をも呼び起こすような発想、物語、経験などの付加価値が込められた製品・サービスを提供すること

*³ひとづくり
従業員が自らの役割や責任を理解し、その活動、行動、仕事に対して誇りと挑戦心を持つことができる人材を育成すること

2024年8月27日 取締役会承認