
ものづくりセンター
拠点での取り組み
みんなが働きやすい職場を目指して
静岡県牧之原市にある「ものづくりセンター(MC)」は、3,000人を超える従業員が在籍する、矢崎グループ国内最大規模の事業所。ここでは、何らかの障がいを抱える方が40人あまり働いています。MCは、その人の持つ能力を発揮して活躍できるよう、特性に合った配属や就労環境の整備に力を入れています。また、困りごとを解消するための相談員の配置、受け入れ部署での勉強会の実施など、障がいの有無に関わらず、みんなが働きやすい職場を目指しています。
ものづくりセンター
〒421-0407 静岡県牧之原市布引原206-1
世界45の国と地域にグローバル展開する矢崎グループの研究開発、生産ライン構築、人材教育の拠点
受け入れ社員(相談員)

後藤 ふみ子
[ものづくりリソースセンター 総務サポート部]
労務チームに所属し、障がい者の採用を担当しています。ハローワークなど通常の求人活動を推進しながら、特別支援学校に出向いて就職希望者の特性や仕事の希望を詳しく聞き、採用職種とのマッチングをはかっています。「矢崎は技術系の会社なので働く自信が持てない」というイメージを払拭するため、実際の職場を体験できるインターンシップも実施しています。
「配属先の部署から、すごくいい人材を紹介してくれてありがとうと感謝されるときがいちばんうれしいですね」。
採用活動に携わるだけではなく、配属先での困りごとの相談など、配属後の相談相手としても関わっています。

赤堀 暢紀
[ものづくりリソースセンター 総務サポート部]
「障がいは、その人の大事な個性」という信念のもと、就業者がやりがいを持って気持ちよく働けるようサポートしています。相談員の資格を持ち、誰からも頼られる存在になることを目指しています。
「障がいがあっても、その人の能力をよく考えて的確に依頼すれば、能力を引き出すことができる」と考えています。職場の異動や、業務内容の変更を通じ、最適な働き方を見つけています。こうした活動を通じ、個人の実力が存分に発揮できるようになり、退職者は大幅に減少しています。
矢崎に就職した先輩社員

Yさん・女性
[ものづくりリソースセンター 総務サポート部]
丁寧な仕事ぶりを評価され、さらに前向きに
視覚に障がいがあるため、パソコン入力のスピードが周囲より遅く、仕事に自信が持てずに悩んでいました。しかし、彼女のスキルを相談員が確認すると、入力のタッチが正確で間違いがほとんどないことがわかりました。もともと飲み込みが早く、出力した用紙の角をピシッと揃えて綴じるなど、気配りもできる人。丁寧な仕事ぶりが高く評価されると積極性が加わり、エクセルの関数を使いこなせるようにまでなりました。
特技はチョークアート。はがきサイズの小さな黒板に、パステルカラーで描かれたポップな絵は、従業員の休憩スペースに飾られています。
ご不明な点については、お気軽にお問い合わせください
矢崎総業株式会社 Y-CITY ダイバーシティ推進部
住所 |
〒410-1194 静岡県裾野市御宿1500 |
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電話 |
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