よくあるご質問
低圧電線・ケーブル
4心のうち2心ずつ別の回路に使われますが、隣の回路への誘導については、影響はありません。
VVFは屋外にも使用可能です。法規的な規制はありません。特性的にも屋外で使用されているVVRと同様となります。
電気設備技術基準では、低圧を交流は600V以下、直流は750V以下と定義しており、矢崎の600V-CVDは電気設備技術基準を満足するケーブルとなりますので、直流750Vにて使用可能です。(メーカー保証となります)
「VVR」は、過去「SV:Service PVC」と呼ばれていたため、昔の名残でSVと呼ばれることがあります。
「VVF」は関西では「VA:PVC Armor」、関東では「Fケーブル」と呼ばれますが、VAも昔の名残となります。
電気設備技術基準では、使用できる電線として、電気用品安全法および電気設備技術基準に規定されこれに適合するものを指定しており、JIS規格品を使うよう指定はされていません。
エフアースは電気用品安全法に適合していますので、法規的にも使用可能です。
引込口配線にケーブルを使用する場合、法規上品種の指定は無く、ケーブルであれば良いと記載されています。
CV-FX,CVT-FXは、VVRや600V-CVと同様、ケーブルに該当しており、電気用品安全法を600V-CVの型式にて認証を取得していますので、引込口配線に使用可能です。
IV,DV等の絶縁電線やVVR,600V-CV等のケーブルは、最外層の被覆はポリ塩化ビニルPVCとなります。PVCであれば、耐紫外線性を有しているため、屋外使用において基本的に問題ありません。
ただし、絶縁体がポリエチレン、架橋ポリエチレンとなる600V-CV等の絶縁体には、耐紫外線性を付与されていませんので、端末において絶縁体が屋外の太陽光や屋内の蛍光灯等の紫外線に当たらないよう、黒色テープを巻いて、絶縁体を露出しないようにしてください。なお、CV-FX,CVT-FXは絶縁体に耐紫外線性を付与していますので紫外線が当たっても使用できます。
制御ケーブル
CVVの最外層の被覆はポリ塩化ビニルPVCです。PVCであれば耐紫外線性を有しているため、屋外使用において基本的に問題ありません。
EM-CEEの場合、最外層のシースには耐紫外線性を付与しておりますが、絶縁体はポリエチレン系となり、耐紫外線性は付与されていませんので、端末において絶縁体が屋外の太陽光や屋内の蛍光灯等の紫外線に当たらないよう、黒色テープを巻いて、絶縁体を露出しないようにしてください。
通信ケーブル
通信ケーブル類の場合、最大使用電圧・許容電流(最大使用電流)は法規の規制を受けます。許容電流については、電力ケーブルのように各品種・各サイズ毎に数値を出していません。法規上の規制では最大使用電圧はMAX60Vとなります。
最大使用電流の詳細は通信ケーブル類の最大使用電圧・電流 をご確認ください。
CPEV(JCS 5224)は、過去使用されていましたが、線心識別がしにくく配線間違いしやすいということもあり、改良されたものがFCPEVとなります(JCS 5402)。CPEVは、標準でシールドは付いていませんが、FCPEVは標準でシールド付の仕様となります。FCPEVは、CPEVの代用として規格化されたケーブルとなりますので、CPEVの代わりにFCPEVを使用することができます。
FCPEVには標準で片面アルミ箔貼付プラスチックテープとアルミ面にドレンワイヤーが沿わせてあります。ドレンワイヤーはアルミシールドと長手方向に接触していますので電気的には導通しています。従いまして、基本的にはこのドレンワイヤーを引き出して接地線(アース線)と接続すれば問題ありません。接地処理方法の詳細につきましては、FCPEVの接地線施工方法について をご確認ください。
FCPEV,YF-4,AEの絶縁体はポリエチレン(YF-4は架橋ポリエチレン)になります。耐紫外線性はありませんので、蛍光灯の紫外線であっても直接絶縁体にあたりますと早期に劣化します。シースはポリ塩化ビニルPVCであり、シースにしか紫外線が当たらないのであれば問題ありません。蛍光灯の内部配線等で絶縁体がむき出しになる場合は、黒色のテープ等で保護をしてください。
耐火・耐熱ケーブル
一般的にNH-FPと言われるのは、ノンハロゲン高難燃タイプの耐火ケーブルのことです。NHはノンハロゲン高難燃の意味で、垂直トレイ燃焼試験に合格する難燃特性を持つケーブルです。EM-YF-8P(FP-C)は、垂直トレイ難燃試験に合格する特性を付与していないため、NH-FPとは、別仕様の製品になります。
矢崎スリムブランチ
適用ケーブルは下記となります。
・幹線 600V-CVT、EM-600V-CET(F) 3×8mm2~3×325mm2
・分岐線 600V-CV、EM-600V-CE(F) 1×5.5mm2~1×325mm2、600V-CVT、EM-600V-CET(F) 3×8mm2~3×325mm2
・接地線 IV、EM-IE(F) 1.6mm~3.2mm、1.25mm2~325mm2
上下左右各方向1本ずつ分岐可能なので、最大4本分岐となります。
幹線サイズおよび垂直部の質量により異なります。
※第一分岐サイズ、幹線アースサイズによって長くなる場合もあります。
サイズ |
頭部長さの最短寸法(m) |
---|---|
14mm2 |
0.5 |
22mm2、38mm2 |
0.5または0.65 |
60mm2 |
0.6または0.7 |
100mm2、150mm2 |
0.7または0.9 |
200mm2、250mm2、325mm2 |
0.95 |
幹線、分岐線の品種サイズをお申し付けいただければ回答いたします。
物品仕様書をお持ちの場合は、幹線系統図下欄『分岐部外径(約)』に記載されていますので参照願います。
最長30mになります。
サイズ |
分岐間隔の最短寸法(m) |
---|---|
14mm2~60mm2 |
0.5 |
100mm2、150mm2 |
0.7 |
200mm2、250mm2、325mm2 |
0.9 |
幹線サイズにより異なります。
※分岐サイズにより長くなる場合もあります。
サイズ |
分岐間隔の最短寸法(m) |
---|---|
14mm2~60mm2 |
0.5 |
100mm2、150mm2 |
0.7 |
200mm2、250mm2、325mm2 |
0.9 |
物品仕様書の幹線系統図左上に記載されている引出方向の矢印の向いている方が、ケーブルの巻終わり(ドラムの外側)になります。
対応可能です。分岐線の長さ違いも製造可能です。
対応可能です。指定が無い場合、端末側約20㎝の所に巻いています。
対応可能です。貼り付け位置の指定が無い場合は端末側約30㎝の所に貼り付けいたします。
対応不可です。600V-CVTとEM-600V-CET(F)は分岐部のモールド特性が異なるため混成構造は製造できません。
対応不可です。600V-CVT、EM-600V-CET(F)と600V-CV(多芯)、EM-600V-CE(多芯)を接続することはできません。
対応可能ですが、特殊仕様のため、幹線系統図の作成納期がかかります。
製造可能ですが、特殊仕様のため、幹線系統図の作成納期がかかります。
分岐方向に指定がありますが対応可能です。系統図上側に分岐で終わる場合、端末の分岐線は上向きになります。下側に分岐で終わる場合は、端末の分岐線は下向きになります。
プーリングアイかグリップかは、垂直部の質量により変わってきます。
頭部吊上ジグの限度荷重を超えた場合、プーリングアイ仕様となります。
系統図作成時、垂直部の質量が計算できない場合、全て縦として頭部の判定をしています。横引き長さ、垂直部の質量、何階建てか等を連絡いただければ再計算し、グリップにできるかどうか判断します。
対応していません。
対応可能です。系統図中に、正相・逆相の表示にて対応します。
逆相は、幹線:黒に対して、分岐線:赤、幹線:赤に対して、分岐線:黒になります。正相は幹線・分岐線とも同じ色です。
ケーブルグリップは吊上治具なので、支持具ではありません。
布設後は速やかに(24H以内)中間支持を行ってください。
トンネル照明用矢崎ブランチ
600V-CV、VVR、EM-600V-CE(F)は、2×2mm2~4×60mm2となり、複合ケーブルも製造可能です。
CVV、EM-CEE(F)は、 2×2mm2~5×2mm2 、2×3.5mm2~5×3.5mm2が標準。
耐火ケーブル(FP:当社商品名 EM-YF-8P)は、2×3.5mm2~60mm2、3×2mm2~60mm2、4×2mm2~38mm2、5×2mm2~8mm2となります。
ケーブルサイズにより異なりますので、問い合わせ願います。
基本的に1,000m を超えるものについては、分割して仕様書を作成します。
※要望やサイズによっては1,000m を超えるものも製造可能ですが、公差を考慮して分割することをおすすめします。
各分岐間隔の公差は下記となります。
・ラック配線の場合、±0.2%-0.1% (ただし、分岐間隔15m以下の場合の公差は、+30mm、-15mm)
・ラック配線以外の場合、±0.1%(ただし、分岐間隔15m以下の場合の公差は、±15mm)
第一分岐から最終分岐までの累積誤差は、300m以下の場合は±300mmとし、300mを超える場合は、±0.1%とします。
※公差の違いについて。
一般的にラック配線の場合は、分岐位置が多少ズレても問題ありませんが、それ以外の場合は分岐部(モールド)とケーブル支持金具との干渉を防ぐため、公差を厳しくしています。
以上より仕様書依頼時には、布設方法をお知らせください。
最小50cm、最大50m程度になります。また、分岐線長さは原則50cm単位でお願いします。
尚、分岐線長さは接続代を含んでいます。(有効長=指定長-接続しろ長さ)
2~4芯は、絶縁体による色識別(白、黒、赤、緑)、5芯以上の場合はナンバリングによる識別(1~)となります。
標準では灯具No.や結線記号の表示はありませんが、オプション(有料)で、分岐線にラベル表示することは可能です。
当社トンネル照明用防水コネクタ(商品名:EGy防水コネクタ)を取り付けることができます。
他社製防水コネクタの取り付けはできません。
照明器具筐体壁面に直接固定する器具取り付け型と、ブランチケーブルと照明器具を接続するケーブルの中間で接続する直線接続型があります。
担当営業に問い合わせ願います。レセプタクル先行手配依頼書をご提示致しますので、必要事項を記載の上、担当営業にご提示ください。
アウターハウジングの色で識別が可能です。
・電源用…黒色
・調光制御用…灰色
・複合タイプ(電源用+調光制御用)…灰色
電源用は、3×2mm2と3×3.5mm2
調光制御用は、2×2mm2~5×3.5mm2
複合タイプ(電源用+調光制御用)は 5×2mm2と5×3.5mm2 となります。
幹線の分岐処理ができないため、製造不可です。
標準は70cmです。
ケーブルサイズによっては50cmも対応可能ですので、50cmが必要な場合は問い合わせ願います。
段落しは合理的電気回路設計に基づいて考えられていますが、あくまでも在来工法を想定しており、分岐付ケーブルに適用した場合、一連長の幹線に分岐線を接続するという特徴から見ると次のようなことが考えられます。
1. 幹線同士をつなぐことにより引っ張り強度が低下します。(低下率は20%以内)
2. 最先端は、細いケーブルとなりますが、そのわりに質量は大きく配線工事等において引っ張りによる断線の恐れがあります。
3. 複合ケーブルの段落としの場合、一品一様の受注生産および種類が多くなるため、納期が通常よりも長くなります。
4. サイズ毎のロット数量が少ないため、製造できない場合があります。
以上より、当社はトンネルブランチでの段落しを原則行いません。
また、段落しを希望される場合には、ケーブルサイズごとの幹線をご用命いただき、現地にて接続をお願いします。
品種とサイズを指定していただければ回答いたします。
物件仕様書をお持ちの場合は仕様書に記載されていますので参照願います。
当社で電機設備設計を行っていないため、対応していません。
「mm」まで可能です。
セルパック等、市販の接続材をご使用ください。当社は現場接続材の販売はいたしておりません。
対応可能です。
矢崎ユニット MFN型
下記の規格に適合するとともに、電線総合技術センター JECTECにて、製品および製造工場の品質管理状況の評価を行い、JECTECの定める評価基準に適合する場合は、ユニットケーブル評価委員会の決定を経て、基準への適合性を証明する「評価書」の発行を受けております。
・日本電線工業会規格 JCS 4398 「屋内配線用ユニットケーブル」
・日本電線工業会規格 JCS 4425 「屋内配線用EMユニットケーブル」
・VVF 2×1.6mm,2×2.0mm,3×1.6mm,3×2.0mm
・EM-EEF 2×1.6mm,2×2.0mm,3×1.6mm,3×2.0mm
お客様の分岐回路に合わせて、下記より最適な接続箱を選定いたします。
ただし、3心や2.0mmケーブルの本数が多く含まれる場合などは、1サイズ上の接続箱を選定する場合があります。
MFN-Ⅳに収まらない場合は、回路の分割などをご提案・ご相談させていただきます。
・MFN-I 9本まで
・MFN-Ⅱ 13本まで
・MFN-Ⅲ 18本まで
・MFN-Ⅳ 24本まで
ユニット接続部からケーブル端末までの最大長さは30mです。
30mを超える長さが必要となる場合は、不足分について現地で直線接続をお願いいたします。
下記によりケーブルを識別しております。
・ケーブルのシース色
直感的に識別できるように、用途別にシース色を設定※
【赤色】 電源、 【青色】 スイッチ、 【黄色】 照明・換気扇、 【灰色】 コンセント
※上記は標準の設定色です。標準以外の色をご希望される場合は、弊社営業にご相談ください。
・識別番号
施工品質向上のために、ユニット配線図・結線図と照合可能な識別番号をケーブル表面に印刷
例) 1A,2A,3A…
・負荷名称
施工品質向上と施工の効率化のために、負荷名称をケーブル表面に印刷
例) 玄関スイッチ、廊下照明、寝室コンセント…
電気設備図(平面図、施工図など)をご提供ください。件名ごとに最適なケーブル長さで設計いたします。
電気設備図には、下記が記載されていることが要件となります。
・スイッチと照明の対応
対となるスイッチと照明を関係線でつなぐか、もしくは図記号の近傍に点滅記号イ、ロ、ハ…を表記してください。
・器具の種類(機能)
図記号の添え字として種類(機能)を表記してください。
・設備固有の回路
換気システムやセンサー機能を有する設備などは、電気設備図以外に当該設備の回路図や仕様書などを添付してください。
・分岐回路の区分
分岐回路の1回路を1ユニットで構成するため、同一の分岐回路につながる図記号を関係線などでつないで区分してください。
・ユニット接続部の取付位置
取り付け位置を表記ください。ご指定が無い場合は各ケーブル長さが最適となる取り付け位置を設定いたします。
その他に回路構成やケーブルの配線(延線)経路など条件がございましたらご指示ください。
製品に同梱されている、ユニット配線図・結線図をご確認頂き施工してください。
施工手順の概要は下記の通りです。
1. ユニット配線図と結線図と製品との照合
件名、部屋タイプ、接続部記号をご確認ください。
2.取り付け位置の確認
ユニット配線図にて現場の取付位置をご確認ください。
3. 取り付け準備
梱包(シュリンク)およびケーブルの束を解き、ケーブルのくせを取ってください。
4. ユニット接続部の取り付け
ユニット接続部の取り付け穴を使用して、ボルト・ナット、バインド線や結束バンドなどで、梁や柱、天井吊りボルトに固定してください。
5. ケーブルの配線(延線)
ユニット配線図・結線図とケーブルシース色(赤:電源、青:スイッチ、黄:照明・換気扇、灰:コンセント)およびケーブルに印刷されている識別番号、負荷名称を照合して各ケーブルの行先を確認してください。
ケーブルは交差しないように配線(延線)してください。ケーブル長さが足りなくなる原因となります。
6. ケーブルの固定
内線規程に従い、ステップルや結束バンドでケーブルを固定してください。
7. 器具(機器)の確認
ユニット配線図とケーブルシース色およびケーブルの識別番号、負荷名称にて、所定の行先であることをご確認ください。
8. 器具(機器)へのつなぎ込み
器具(機器)の取り付け位置に合わせケーブルを切断・皮むきして、ユニット結線図により器具(機器)の各端子に接続してください。
矢崎モールドレスユニット ML型
下記を参考・引用規格としております。
・日本電線工業会規格 JCS 4398 「屋内配線用ユニットケーブル」
・電気用品安全法
・VVF 2×1.6mm,2×2.0mm,3×1.6mm,3×2.0mm
・EM-EEF 2×1.6mm,2×2.0mm,3×1.6mm,3×2.0mm
お客様の分岐回路に合わせて、下記より最適な接続箱を選定いたします。
ただし、3心や2.0mmケーブルの本数が多く含まれる場合などは、1サイズ上の接続箱を選定する場合があります。
ML-Ⅳに収まらない場合は、回路の分割などをご提案・ご相談させていただきます。
・ML-I 6本まで
・ML-Ⅱ 12本まで
・ML-Ⅲ 18本まで
・ML-Ⅳ 24本まで
ユニット接続部からケーブル端末までの最大長さは30mです。
30mを超える長さが必要となる場合は、不足分について現地で直線接続をお願いいたします。
下記によりケーブルを識別しております。
・ケーブルのシース色
直感的に識別できるように、用途別にシース色を設定※
【赤色】 電源、 【青色】 スイッチ、 【黄色】 照明・換気扇、 【灰色】 コンセント
※上記は標準の設定色です。
標準以外の色をご希望される場合は、弊社営業にご相談ください。
・識別番号
施工品質向上のために、ユニット配線図・結線図と照合可能な識別番号をケーブル表面に印刷
例) 1A,2A,3A…
・負荷名称
施工品質向上と施工の効率化のために、負荷名称をケーブル表面に印刷
例) 玄関スイッチ, 廊下照明, 寝室コンセント…
電気設備図(平面図、施工図など)をご提供ください、件名ごとに最適なケーブル長さで設計いたします。
電気設備図には、下記が記載されていることが要件となります。
・スイッチと照明の対応
対となるスイッチと照明を関係線でつなぐか、もしくは図記号の近傍に点滅記号イ,ロ,ハ…を表記してください。
・器具の種類(機能)
図記号の添え字として種類(機能)を表記してください。
・設備固有の回路
換気システムやセンサー機能を有する設備などは、電気設備図以外に当該設備の回路図や仕様書などを添付してください。
・分岐回路の区分
分岐回路の1回路を1ユニットで構成するため、同一の分岐回路につながる図記号を関係線などでつないで区分してください。
・ユニット接続部の取付位置
取り付け位置を表記ください。ご指定が無い場合は各ケーブル長さが最適となる取り付け位置を設定いたします。
その他に回路構成やケーブルの配線(延線)経路など条件がございましたらご指示ください。
製品に同梱されている、ユニット配線図・結線図をご確認頂き施工してください。
施工手順の概要は下記の通りです。
1. ユニット配線図と結線図と製品との照合
件名、部屋タイプ、接続部記号をご確認ください。
2. 取り付け位置の確認
ユニット配線図にて現場の取付位置をご確認ください。
3. 取り付け準備
梱包(シュリンク)およびケーブルの束を解き、ケーブルのくせを取ってください。
4. ユニット接続部の取り付け
ユニット接続部の取り付け穴を使用して、ボルト・ナット、バインド線や結束バンドなどで、梁や柱、天井吊りボルトに固定してください。
5. ケーブルの配線(延線)
ユニット配線図・結線図とケーブルシース色(赤:電源、青:スイッチ、黄:照明・換気扇、灰:コンセント)およびケーブルに印刷されている識別番号、負荷名称を照合して各ケーブルの行先を確認してください。
ケーブルは交差しないように配線(延線)してください。ケーブル長さが足りなくなる原因となります。
6. ケーブルの固定
内線規程に従い、ステップルや結束バンドでケーブルを固定してください。
7. 器具(機器)の確認
ユニット配線図とケーブルシース色およびケーブルの識別番号、負荷名称にて、所定の行先であることをご確認ください。
8. 器具(機器)へのつなぎ込み
器具(機器)の取り付け位置に合わせケーブルを切断・皮むきして、ユニット結線図により器具(機器)の各端子に接続してください。
ボルトコネクタ付きケーブルシリーズ
矢崎オリジナル品です。
銅に錫メッキをしています。
真鍮(黄銅)です。
必ず150[N・m]以上のトルクのあるインパクトレンチ、インパクトドライバーにてせん断ボルトを締付けてください。
本仕様(自己融着テープによる絶縁・常温収縮チューブによる保護)においては、防爆性はありません。このため厚生労働省の新工場電気設備防爆指針(ガス蒸気防爆 2006)の危険場所(特別危険箇所、第一類危険箇所、第二類危険箇所)に指定されている場所では使用できません。共同シャフト内にケーブルとガス管を敷設する場合は、基本的に第二類危険箇所の敷設となりますが、敷設場所が第2類危険箇所になるかは消防庁に確認ください。また、第二種危険箇所での敷設の場合、接続部の絶縁・保護は、レジン注入工法をご使用ください。
引張強度は、JIS C 2810に規定された3,200[N]以上(60mm2)、3,900[N]以上(100mm2)、4,100[N]以上(150mm2)、4,400[N]以上(200 mm2)、なっており、通常使用においてブランチケーブルに適切な固定を施していただければ導体の抜けはありません。
引張強度がJIS C 2810 を満足しているので使用可能です。また、内線規程等で施工後は一定間隔(最大6[m]間隔)でケーブルを支持することが規定されているため、施工後に加わる荷重はケーブル6[m]以下となるため縦幹線で使用しても問題ないと考えます。
長期信頼性試験(熱衝撃試験)にて、ボルトが緩まないことを確認しています。
輸送時にはボルト等の部品が破損しないように梱包されているため、輸送による振動、衝撃等ではボルトの頭部は破損することはありません。
ケーブルと同様に端末キャップをボルトコネクタ本体に取り付けてテーピングし、簡易防水をしています。
ストリップゲージはありませんが、ボルトコネクタ本体の段差までの長さを、皮むき長さの目安にできます。(取扱説明書に明記してあります)
ボルトコネクタ本体の導体のぞき穴から導体の挿入位置を確認する方法となります。
100 mm2(圧着加工側)と200mm2(現場接続側)、100 mm2(圧着加工側)と150 mm2(現場接続側)、150 mm2(圧着加工側)と200 mm2(現場接続側)のコネクタがあります。
現場接続側のサイズは選べません。
両側がボルト接続となっているボルトコネクタはありません。
部品販売は行っていません。
自己融着テープと同梱された常温収縮チューブで処理することにより、JCAA A 102 に記載される気密試験(49[kPa]の気密)を満足する防水方法となります。(取扱説明書に明記してあります)
常時浸水する可能性のある場所での使用はできません。
ケーブルを配線経路に沿って敷設することです。
2018年12月11日にNETIS登録されました。
・新技術名称:ボルトコネクタ
・NETIS登録番号:CB-180030-A
EGy防水コネクタ
2017年12月に発売開始しました。
2017年10月30日に「試行申請型」で登録、2022年1月25日、お客様のご使用による経済性、品質の効果検証が完了し、「事後評価済技術」の認定を取得いたしました。
・新技術名称:EGy防水コネクタ
・NETIS登録番号:CB-170026-VE
環境によりますが、通常作業においては十分に聞こえます。
ただし、可動部を握りながら接続作業を行うことで、嵌合音が聞き取りにくい場合があります。
嵌合確認用に蛍光色のシールを使用しているため、通常のトンネル内での作業環境であれば嵌合の目視確認は十分可能です。
EGy防水コネクタは、以下の構造が旧型と比較して改良された部分になります。
・半嵌合にならない構造
・勘合状態が目視確認できる構造
コネクタが完全嵌合されていない状態で導通(端子が接触している)がある状態です。
半嵌合状態で施工した場合、竣工検査等の照明点灯確認で、接続不良が確認できない場合があり、完全嵌合していない状態で使用される可能性があります。完全嵌合しない状態で使用した場合、防水性が低下または無くなりコネクタ内部に水やほこり等が浸入し、端子接触状態が不安定となるため、トラッキング等により火災に至る可能性があります。
バネ構造(反発)により、半嵌合状態ではコネクタが導通の無い状態まで押し戻され、コネクタが未嵌合状態となる機構です。
コネクタの嵌合部形状に工夫を加えることで、電源用と調光制御用のコネクタは勘合できない構造にしています。更に電源用と調光制御用のコネクタはハウジング色が異なっている(電源用:黒、調光制御用:灰)ため、一目で種類がわかるようにしています。
従来工法(ケーブルの皮むき、圧着端子取り付け、照明器具への取り付け等)は、1箇所につき23分程度の工数が掛かっておりましたが、本製品を使用した場合では約3.5分程度になります。(当社比較)
・コネクタ費用が発生。
・照明器具メーカへの事前のコネクタ取り付け加工が必要となります。
・照明器具メーカーとの別途納期調整等が必要となります。
接続ミスがなくなり、接続部の品質が安定します。
また、灯具の取替えなどの改修工事にて、短時間での現場工事が可能となり、交通規制をする時間が短縮され、渋滞緩和や事故防止に寄与します。
対象品ではありません。ただし商品の性能評価はJISおよび電気用品安全法に準拠して行っております。
できません。不具合、破損等が発生した場合は、担当営業まで問い合わせ願います。
適用可能です。
旧型ワンタッチ防水コネクタについては新東名高速道路、国土交通省、地方自治体等への納入実績があります。
EGy防水コネクタも、東京外環自動車道、新東名高速道路6車線化拡幅工事、競技場向け配線、国土交通省、地方自治体等への納入実績があります。
コネクタ部品には一般的に耐候性に優れている材料(PBT)を使用し、モールド部にはケーブル(シース)と同様のポリエチレンを使用していることから、ケーブルと同等の耐候性を有しています。また耐久性については、トンネル内の環境を考慮すると排気ガス等の影響が考えられますが、コネクタ部品に使用している材料は、排気ガス等の影響を受ける自動車用部品で実績のあるものを使用しており、長期使用に十分耐えられます(ケーブルと同等)。また、耐久性についてもケーブルと同等となります。
半嵌合および未嵌合等の嵌合不全状態での導通がない構造です。
電気用品安全法別表第四6(3).イ附表第一.3に準拠し、100[N/1分間]を満足しています。
防爆性はありません。
コネクタ部分を樹脂キャップとエアキャップの二重構造で保護し、輸送中のコネクタ破損防止措置を施しています。
輸送中の防水については専用のコネクタキャップを取り付けており、防水性はIP X4(防滴)相当の性能を有しています。しかしながらIP X4(防滴)なので、長時間の雨水暴露などでは防水性能の保証はできませんので、輸送時は更なる防水対策をお願いします。
EGカンタッチ
照明器具と電気配線の接続をコネクタ化しているため、ワンタッチで簡単に接続が可能になります。
また、接続作業性が向上することで、大幅な工期の短縮が期待できます。さらに、コネクタ接続は、施工者スキルを要しないため、均一な接続品質の確保が可能となります。
なお、コネクタ接続作業は電気工事士の資格が不要です。
レイアウト変更等における配線変更時には、配線をつなぎ変えることにより再利用ができます。
ただし、分岐接続部に射出成型モールドを施した仕様については、分岐接続部に設けた取付穴を吊ボルトに圧入して固定する仕様になりますが、1度取り外すと固定力が低下するため、2回目以降の取付時には、脱落防止のため、ボルト固定やインシュロック、バインド線等を使用して取り付けを行ってください。
使用環境により異なりますが、ケーブルの寿命(日本電線工業会発行 技術資料:技資第107号)と同程度で20~30年を想定しています。
コネクタはRoHS10対応品となります。
ケーブルは鉛フリー対応品を適用しています。
なお、レイアウト変更時、部材のリユースを可能としていることでも環境に配慮した製品になっています。
電気設備技術基準に則った商品です。
電力用ユニットについては、日本電線工業会規格(JCS)に適合した設計であり、JCT認定も取得済みです。また、ケーブル端末の電力用コネクタは電気用品安全法の技術基準に適合した商品です。
制御用ユニット、コネクタは対応する法規がありません。
不要です。(電気工事士資格の無い方も接続作業が可能です)
経済産業省に確認しています。
電力用ユニット、制御ユニット共に、分岐接続部の射出成型モールドは黒色、コネクタは白色となります。
電力用ユニットのVVFケーブルの送り線は赤色、分岐線は灰色。制御ユニットのAEFはアイボリーです。
2016年4月から販売開始しています。
担当営業に問い合わせ願います。
屋内用のため防水性能は保証いたしておりません。特にケーブル端末のコネクタについては非防水構造となっていますので、浸水する可能性ある場所や、噴流水が掛かるような場所での保管や使用は行わないでください。
分岐接続部の射出成型モールド材は塩化ビニル(PVC)、コネクタハウジングは難燃ポリブチレンテレフタレート(PBT)です。
照明間での送り配線は対応しておりませんが、モジュール同士をコネクタ接続することによる送り配線は可能です。
ありません。
電力用ユニット(VVFケーブル)、制御用ユニット(AEFケーブル)共に4分岐用(送りあり)の1種類となります。
構成は、電源(センサー)送り用にケーブル2本、照明用ケーブルに4本となり、ケーブル長は3mと4mの2種類があります。尚、エコ(EM-EEF、EM-AEF)対応品はありません。
基本的にはメーカー指定はありませんが、照明器具メーカーへご相談ください。
具体的な取り付け実績としては、パナソニック電工(株)、東芝ライテック(株)、三菱電機照明(株)等があります。
なお、取り付けにあたっては、当社コネクタに合わせた取り付け穴加工を照明器具メーカーに対応していただく必要があります。
電力コネクタ(オス)
電力コネクタ(オス) |
縦21㎜×横38.5㎜ |
---|---|
制御コネクタ(オス) |
縦14㎜×横17.8㎜ |
照明器具の筐体厚さ |
電力、制御共に0.6~1.2㎜ |
工場加工品のため、現場加工はできません。
破損したコネクタ付近でケーブルを切断し、当社の片側コネクタ付ケーブルを購入した後、切断したケーブルと片側コネクタ付ケーブルを直線接続してください。
グリット天井はサイズが規格化されているため、一般的な間隔で照明器具を配置した場合、配線可能となるケーブル長で標準仕様は設計していますが、分岐接続部の取り付け位置や、照明器具の配置間隔によっては、ケーブル長が不足することも考えられますので、ご注意ください。
ケーブル長が不足する場合は、コネクタ付近でケーブルを切断し、当社の片側コネクタ付ケーブルを購入した後、切断したケーブルと片側コネクタ付ケーブルを直線接続してください。
ケーブルの製造年表示により可能です。(年単位の確認)
配線設計はサブコン、設計事務所等で行い、標準仕様の必要数量の算出をしていただき、当社に注文していただきます。
無通電状態での挿抜の場合は100回以上可能です。通電状態での挿抜は感電の危険性がありますので挿抜保証はできません。
感電の危険がありますので、通電状態での挿抜は行わないでください。
目安として照明側へ納めるリード線は、製品納期の40日前に発注をお願いいたします。
電力ユニット、制御ユニットは、製品納期の30日前に発注をお願いいたします。
対応可能です。納期についてはご確認ください。
部材費はアップしますが、施工費&諸経費のダウンによるトータルコストダウンが期待できます。
具体的な数字は物件規模によって異なるため、担当営業に問い合わせ願います。
グリッド天井では、照明の配置間隔が規格化されています。標準仕様での配線再設計をご検討ください。どうしても対応できない場合は、類似商品の照明用ワンタッチユニットを提案をさせていただきます。
グリッド天井では、照明の配置間隔が規格化されています。標準仕様での配線再設計をご検討ください。どうしても対応できない場合は、類似商品の照明用ワンタッチユニットを提案をさせていただきます。
電力用ユニットが約2.4kg、制御用ユニットが約0.6kgです。
製品が原因のものは当社、施工が原因のものは工事業者、照明器具へのコネクタ組付けが原因のものは照明器具メーカーの保証となります。
照明の配置間隔(照明間の距離)は、照明器具の高性能化により照度が向上傾向になります。また、省エネの観点から、照度の要求レベルが下がっていることもあり、照明の配置間隔を広くし、照明数を減らした設計が近年見られるようになっています。
照明用ワンタッチユニット
照明器具と電気配線の接続をコネクタ化しているため、ワンタッチで簡単に接続が可能になります。
また、接続作業性が向上することで、大幅な工期の短縮が期待できます。さらに、コネクタ接続は、施工者スキルを要しないため、均一な接続品質の確保が可能となります。なお、コネクタ接続作業は電気工事士の資格が不要です。
ケーブル長さ、本数および、導体サイズが物件単位の一品一様となっており、配線ごとにケーブルシース色も異なっているため、再利用はおすすめできません。
使用環境により異なりますが、ケーブルの寿命(日本電線工業会発行 技術資料:技資第107号)と同程度で20~30年を想定しています。
コネクタはRoHS10対応品となります。
ケーブルは鉛フリー対応品を適用しています。
電気設備技術基準に則った商品です。
電力用ユニットについては、日本電線工業会規格(JCS)に適合した設計であり、JCT認定も取得済みです。また、ケーブル端末の電力用コネクタは電気用品安全法の技術基準に適合した商品です。制御用ユニット、コネクタは対応する法規がありません。
不要です。(電気工事士資格の無い方も接続作業が可能です) 経済産業省に確認しています。
分岐接続部の保護ケースは灰色、コネクタは白色となります。
2010年4月頃より販売を開始しています。
物件単位の自由設計となっていますので担当営業に問い合わせ願います。
屋内用のため防水性能は保証いたしておりません。特にケーブル端末のコネクタについては非防水構造となっていますので、浸水する可能性ある場所や、噴流水が掛かるような場所での保管や使用は行わないでください。
分岐接続部の保護ケースは硬質塩化ビニル(H-PVC)、コネクタハウジングは難燃ポリブチレンテレフタレート(PBT)です。
照明間での送り配線は対応しておりませんが、モジュール同士をコネクタ接続することによる送り配線は可能です。
ありません。
お客様のご要望に物件単位で対応する自由設計となっておりますので、担当営業にご要望の仕様(配線図など)をご提示ください。
尚、エコ(EM-EEF)対応もいたします。
基本的にはメーカー指定はありませんが、照明器具メーカーへご相談ください。
具体的な取り付け実績としては、パナソニック電工(株)、東芝ライテック(株)、三菱電機照明(株)等があります。
なお、取り付けにあたっては、当社コネクタに合わせた取り付け穴加工を照明器具メーカーに対応していただく必要があります。
電力コネクタ(オス) |
縦21㎜×横38.5㎜ |
---|---|
制御コネクタ(オス) |
縦14㎜×横17.8㎜ |
照明器具の筐体厚さ |
電力、制御共に0.6~1.2㎜ |
工場加工品のため、現場加工はできません。
破損したコネクタ付近でケーブルを切断し、当社の片側コネクタ付ケーブルを購入した後、切断したケーブルと片側コネクタ付ケーブルを直線接続してください。
グリット天井はサイズが規格化されているため、一般的な間隔で照明器具を配置した場合、配線可能となるケーブル長で標準仕様は設計していますが、分岐接続部の取り付け位置や、照明器具の配置間隔によっては、ケーブル長が不足することも考えられますので、ご注意ください。
ケーブル長が不足する場合は、コネクタ付近でケーブルを切断し、当社の片側コネクタ付ケーブルを購入した後、切断したケーブルと片側コネクタ付ケーブルを直線接続してください。
ケーブルの製造年表示により可能です。(年単位の確認)
配線設計はサブコン、設計事務所等で行い、標準仕様の必要数量の算出をしていただき、当社に注文していただきます。
無通電状態での挿抜の場合は100回以上可能です。通電状態での挿抜は感電の危険性がありますので挿抜保証はできません。
感電の危険がありますので、通電状態での挿抜は行わないでください。
目安として照明側へ納めるリード線は、製品納期の40日前に発注をお願いいたします。
電力ユニット、制御ユニットは、製品納期の30日前に発注をお願いいたします。
対応可能です。納期についてはご確認ください。
部材費はアップしますが、施工費&諸経費のダウンによるトータルコストダウンが期待できます。
具体的な数字は物件規模によって異なるため、担当営業に問い合わせ願います。
製品が原因のものは当社、施工が原因のものは工事業者、照明器具へのコネクタ組付けが原因のものは照明器具メーカーの保証となります。
活線劣化診断装置
水トリーのV-I特性は、非線形性を有しており、一般的に非線形な特性を有するものには、変調作用があります。交流重畳法は、商用周波の50[Hz]或いは60[Hz]に充電されている対象ケーブルに、交流重畳周波数である101[Hz]或いは121[Hz]の電圧をケーブルの接地線から重畳し、ケーブルの絶縁体に存在する水トリーの変調作用により発生する1[Hz]の電流を劣化信号として取り出しています。この1[Hz]の劣化信号を交流重畳電流と呼びます。詳細については、これまでに投稿している各種論文をご覧ください。
回路に-5[V]の電圧を印加し、この時に流れる電流をもとに算出しています。
測定用リード線の赤側と電気的に接続している箇所(例えば接続金具,既設接地線の導体等)が、接地物、腕金等に接触させないようにしてください。
活線劣化診断装置の構造は防水仕様ではないため、装置が濡れる可能性がある場合は使用できません。
活線劣化診断装置が濡れなければ、測定は可能です。ただし、屋外終端部が雨天にさらされることにより、ノイズの影響を受け、正しい判定ができない場合があります。
被測定ケーブルが水没している場合でも、測定は可能です。
被測定ケーブルが水没している場合、ケーブルのジョイント箇所や、シースの傷等より、水分が内部に浸入することで、シース絶縁抵抗が低下するため、ノイズの影響を受け易くなる可能性があります。
Isa値は交流重畳電流であるため、本来はマイナス表示とはなりません。しかしながら、活線劣化診断装置は、ノイズ推定を行いこのノイズ推定値を減算してIsaを算出しています。
このため、ノイズ推定値が大きい場合、Isa値がマイナス表示されることがあります。
Isa値は交流重畳電流であるため、本来はマイナス表示とはなりません。しかしながら、活線劣化診断装置は、ノイズ推定を行いこのノイズ推定値を減算してIsaを算出しています。
このため、ノイズ推定値が大きい場合、Isa値がマイナス表示されることがあります。
迷走電流(Idc)や不平衡充電電流(Iac)は、測定回路上に流れる交流重畳電流以外の電流(ノイズ)の状況を把握するため、参考として測定結果に表示しています。よって、迷走電流(Idc)や不平衡充電電流(Iac)は、判定結果に反映されません。
被測定ケーブルの情報を記録するために入力しているため、この入力値が測定結果に反映されることはありません。
残念ながら、できません。
活線劣化診断装置は、高圧(6[kV],3[kV])のCVケーブルを対象としているため、装置の保護機能も6kV級の電圧までを想定しています。また、高圧CVケーブルの絶縁破壊は、橋絡水トリー発生以降に起こります。本装置は、この橋絡水トリーを検出しているため、未橋絡水トリーの状態で、絶縁破壊事故が起こる可能性のある、特別高圧CVケーブルでは診断ができません。
停電状態では測定できません。
交流重畳法は水トリーの非線形特性を利用して測定していますが、充電されていない場合は水トリーの非線形特性が現れないため測定できません。
活線劣化診断装置の使用範囲は、0~40[℃]です。そのため、使用温度範囲を超える温度環境での保管は、推奨できません。車中等過度の温度変化や高温、低温になる環境は、できるだけ避けて保管していただくようお願いいたします。
弊社規定の振動試験を実施し、外観(構造)および基本性能(保安・測定に関わる機能および動作等)に問題がない事を確認しております。
残念ながらできません。
接続するコネクタの形状が異なるためそれぞれの機種で使用していただくことになります。
プリンタの用紙がずれている可能性があります。再度セットし直してください。
お問い合わせフォーム(矢崎総業Webサイト) よりお問い合わせください。
EMC製品
電子部品の中でも半導体は電気に弱く、100V程度の電圧で回路が破壊されるものがあります。一方、人体が動く事により静電気が発生し、発生する静電気の電圧は250V程となります。
そのため、人と電子部品が触れる恐れのあるエリアにおいては静電気が発生しないように対策する必要があります。
静電気対策には導電性と帯電防止の2つのグレードがあります。
導電性(104~107Ω)と帯電防止(107~109Ω)とがあり、電子部品を扱う床には導電性のグレードが求められます。