木質バイオマス利用

概要

樹木等の植物は、光合成によって大気中の二酸化炭素の吸収・固定を行っています。
樹木等を加工したエネルギーとして燃やすと二酸化炭素を発生しますが、この二酸化炭素は、樹木の伐採後に森林が更新されれば、その成長の過程で再び樹木に吸収されることになります。
このようなカーボンニュートラルの特性を有する木質バイオマス燃料を化石燃料の代わりに利用することにより、二酸化炭素の排出の抑制が可能となり、地域温暖化防止に貢献します。

木質ペレット国内消費量の推移

昨今のエネルギー価格の上昇や脱炭素化に向けた動きの加速化をうけ、世界中で木質バイオマスエネルギーに対する需要が高まっています。
カーボンニュートラル社会の実現に向けて、木質バイオマスエネルギーの一つである木質ペレットに対する需要は今後も増加していくことが予想されます。

木質ペレット利用のメリット

木質ペレットを空調機の熱源として利用することで、CO₂排出量および空調にかかるランニングコストの削減が期待できます。

対象機出力

211kW

電気料金

東京電力電気料金表より(2022年10月予測値)

ガス料金

東京ガス料金表より(2022年10月予測値)

木質ペレット焚システムイメージ

学生寮

業態

学生寮

機種

木質ペレット焚バイオアロエース 2台

廃熱量

201kW(木質ペレット)

冷水用途

学生寮内の空調

省エネ効果

171,850(kWh/年)

ご提案内容

学生寮建設時に、地元木材を熱源とする木質ペレット焚吸収冷温水機をご提案。電気使用量およびCO₂排出量をおさえた、学生寮空調を実現。

町役場

業態

町役場

機種

木質ペレット焚バイオアロエース 3台

廃熱量

302kW(木質ペレット)

冷水用途

町役場内の空調

省エネ効果

258,280(kWh/年)

ご提案内容

町役場建替時に、地元の木質ペレットを燃料とした木質ペレット焚吸収冷温水機による空調システムを導入。電気使用量およびCO₂排出量をおさえた、町役場空調を実現。

病院

業態

病院

機種

木質ペレット焚バイオアロエース 2台

廃熱量

603kW(木質ペレット)

冷水用途

病院内の空調

省エネ効果

922,400(kWh/年)

ご提案内容

既設灯油焚吸収冷温水機(冷房出力 1,337kW)に木質ペレット焚吸収冷温水機(冷房出力 637kW)を増設。
木質ペレット焚吸収冷温水機で既設機のベース運転分をまかなうことにより、エネルギー消費量およびCO₂排出量を削減。

廃熱利用Webシミュレーター
廃熱関連情報(温度、流量)を入力することにより、廃熱利用機器の選定をWeb上でシミュレーションしていただくことができます。

関連製品紹介

木質ペレット焚吸収冷温水機

CH-KP30
(冷凍能力 105kW)